4歳以下のコロナワクチンについて
- 2022年11月9日
- 予防接種
11月10日から福岡市における6か月〜4歳児を対象とした新型コロナワクチンの接種が始まります。福岡市では以下の6ヶ所の基幹病院で実施しています。
※現時点で小児科クリニックでの個別接種は実施していません
・福岡市立こども病院
・九州医療センター
・浜の町病院
・福岡赤十字病院
・福岡病院
・福岡歯科大学医科歯科総合病院
使用されるワクチンについて少し紹介します。
(以下、厚生労働省 新型コロナワクチン接種についてのお知らせ2022年10月24日 から抜粋)
○対象年齢:
生後6か月から4歳のお子さま
○使用ワクチン:
ファイザー社の6か月〜4歳用のワクチン
○接種間隔:
合計3回接種して初回接種が完了
○どんな効果がありますか?
ワクチンを受けることで、新型コロナに感染しても症状が出にくくなる効果(発症予防効果)が73.2%と報告されています(3回接種後7日以降の場合)。
○ワクチンを受けた後はどんな症状が出ますか?
接種回数ごとの症状にはあまり変わりがなく、ほとんどの症状が軽度または中等症です。現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認めらていません。
○他のワクチンと同時に接種することは可能ですか?
インフルエンザワクチンとの同時接種が可能です。インフルエンザ以外のワクチンは新型コロナワクチンと同時接種できず、2週間以上の間隔をあけて接種することとなります。
【日本小児科学会より】
ワクチンは、オミクロン株流行下においても効果が期待でき、安全性についても臨床試験に基づいて、大きな懸念はないとされています。また。アメリカなどで日本と同じワクチンが承認されており、生後6か月から4歳に対する接種が開始されています。効果と完全性が確認されているワクチンの接種を、学会としてもおすすめします。