
低身長外来
低身長外来
低身長とは、身長が平均より標準偏差の2倍以上低い状態(-2SD以下)のことをいいます。イメージとして、同じ時期に生まれた方を低い順に100人並べて、前から2,3番目くらいまでのお子さまが当てはまります。低身長は、特定の原因によるものとそうでないものがあり、中には治療可能なものがあります。
低身長外来では、はじめに、現在のお子さまの身長を正確に測定し、平均と比べてどのくらい低い状態かを確認します。また、これまでの計測記録をもとに成長曲線を作成し、身長が伸びるペース(成長率)を算出します。
低身長の程度によっては、血液検査などを実施して、特定の原因がかくれていないかを調べます。具体的には、貧血や栄養状態のチェック、成長ホルモンの分泌に関連するホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモンなどを確認します。検査の結果、治療が必要な状態が疑われる、または、さらに追加検査が必要な場合は、ご相談のうえで、治療可能な施設へご紹介させていただきます。
実際には、体質性低身長や家族性低身長といった、病気とは考えにくいものが多い傾向があります。しかし、病的な状態ではないと判断される場合であっても、普段の生活や食事面において、身長の伸びにつながるような助言をお伝えします。
必ずお電話での予約が必要になります。電話予約がない場合は、別日で調整させていただきますので、あらかじめご了承ください。
母子手帳をはじめ、幼稚園や小学校で測定した身長および体重の記録を、また、ご両親やご兄弟の身長も控えてご持参ください。